当院では高血圧の診療を行っています。
わが国は、高血圧の患者さんが4,000万人以上いると言われています。これは国民の3人に一人が高血圧という勘定であり、高血圧は国民病であると言えます。
実際、高血圧を治療せずに放置すると心肥大、うっ血性心不全につながるほか、狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患、脳血管障害(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)の発症リスクを高めます。
さらに、高血圧性腎障害や腎不全の原因にもなります。
大抵の高血圧では、顕著な症状(例えば頭痛やめまい、神経障害など)がないので高血圧を甘く見てしまう方も多いです。しかし、治療を受けずに放置すると上記疾患につながりかねません。
健康診断などで「血圧が高い」と言われたら、当院を受診してください。付随する疾患も含め総合的に判断し適切に治療を行います。
当院では糖尿病の診療を行っています。
糖尿病は、インスリンという血糖を下げるホルモンの不足や作用低下が原因で、血糖値の上昇を抑える働き(耐糖能)が鈍り、慢性的に血糖値が上昇する病気です。
糖尿病には、インスリンが絶対的に不足している1型と遺伝的要因に過食や運動不足などの生活習慣が重なって発症する2型(インスリン非依存型)があります。糖尿病の大半は2型であり、糖尿病もしくはその疑いが否定できない患者さんも含めると約1,900万人にのぼると言われています。これは国民の6人に一人が糖尿病もしくは耐糖能障害(糖尿病予備群)ということになり、とても頻度の高い慢性疾患と言えます。
2型の糖尿病は発症していても自分では気づかないことが多いです。定期的に健康診断を受けて血糖値やヘモグロビンA1c (HbA1c)をチェックしていれば早期発見が可能ですが、検査をしないと顕著な症状がないため、糖尿病に罹患しているかどうかわかりません。しかも、糖尿病の恐ろしい点は自覚症状がないまま重篤な合併症が進展してしまうことで、眼の障害である網膜症や腎症、神経障害の三大合併症はもとより、血管の動脈硬化進行に伴う心臓病や脳卒中のリスクが高まってしまいます。
従って、糖尿病診療では早期発見ときちんとした定期的治療(管理)がとても重要となります。
健康診断などで「血糖値が高い。HbA1c が高い」と言われたら、当院を受診してください。付随する疾患も含め総合的に判断し適切に治療を行います。
また、長年 糖尿病の検査を受けていない方も是非受診してください。血糖値とHbA1cだけなら院内ですぐに検査結果を得ることができます(糖尿病が心配でお越しになる場合、検査に備えて空腹でお越しください)。